研究概要

分子胞メディカルサイエンス研究室

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研究内容の紹介

★癌と免疫を的としたバイオ創薬定システムの発★

分子細胞メディカルサイエンス研究室では、人々の健康・福祉・医療への貢献を目指して医工学的手法を駆使した様々な研究を実施しています。特に健康を維持する上で重要な生体防御機構の一つである免疫応答を理解しながら、癌やアレルギーなどの我々に身近な疾患に対する治療や診断に結びつく遺伝子・タンパク質そして細胞を用いた研究の基本技術を3年生の実習および研究室配属で習得してもらいます。

リンパ球vs癌細胞

●研究の流れは以下のようになります。

  1. 細胞の無菌的培養、増殖、分化誘導の基盤技術を習得
  2. 癌細胞の表面抗原(マーカー)の解析技術の習得
  3. 遺伝子導入、遺伝子サイレンシング技術の習得
  4. 癌細胞や免疫細胞における遺伝子配列解析、遺伝子発現解析
  5. 細胞融合法によるモノクローナル抗体作成技術の習得

この習得した細胞工学・遺伝子工学・蛋白質工学の基盤技術を活かして、医学と工学と生命科学が融合した卒業研究テーマを行っています。

●代表的な卒業研究テーマは、

  1. 低侵襲的な診断薬シーズとしての抗体エンジニアリング研究
  2. 微量生体分子の高感度測定システムの開発
  3. 短時間・簡便な癌診断システムの開発
  4. 客観的な免疫機能またはストレス測定システムの開発
  5. 癌治療効果の高い機能性抗体の作成技術の開発
  6. ナノ粒子の免疫応答に対する影響の解析

これらの研究を東洋大学の研究室だけではなく、国立がん研究センター、千葉県がんセンター、順天堂大学、東京医科歯科大学の研究室で外部組織研究生として研究をする機会もあります。さらに企業との共同研究を通じて産学連携研究を在学中に体験することもできます。今年度は9名が大学院に進学し継続して研究を行っています。また研究室行事としてゼミ合宿、他研究室、他大学との交流会(研究&運動)も企画し充実した大学生活を過ごしてもらうように努めてい ます。

癌細胞(生)SEM(HP)癌細胞(アポ)SEM(HP)

☆この研究室を希望する方へ☆

生命科学研究では、まずは解決しなければいけない問題点を列挙して考えられる可能性を全てあげることが重要です。次に重要性・可能性で順列をつけて、検証可能な解析法(実験法)を考えます。同時にそれを施行したときの結果を予想し(仮説)、必要十分条件下で研究を実行します。得られた結果を客観的 かつ具体的に数値化・グラフ化してから考察します。予想された結果の場合はその再検証を、予想されなかった結果がでた場合には(これが結構多いのが研究です)、問題点・仮説を再考して次の可能性を証明。この繰り返しで普遍的な結果(真実)を導くことができます。このようなProblem-Based Learningは大学の科学研究のみならず、社会に出ても通用する手法ですので、卒業研究テーマに意欲的に取り組むことができる学生を歓迎しています。